人気のあるプラットフォームは、マーケットである

インターネットは、なぜか一部に集中している?

不思議と皆が同じような一部の集中したプラットフォームを利用している。 コントロールを自身の手に集中させたいパーティーは、一部に集中させようと作を練る。 ユーザーはユーザーで、中身がどうかではなく、名前で選ぶしかないため、自然とよく知られたプラットフォームを利用する。 例えば、SNSなら、TwitterとかFacebookと言ったように。

人気のあるプラットフォームの目的

YoutubeやSNSといったプラットフォームの目的は何か。

  • 第一に、マーケットである。
  • 第二に、マーケットの規模を最大化することが目的である。
  • 第三に、マーケットの参加者は、売り手か買い手である。

以上が基本となる。 やはり、ビジネスを行うプラットフォームとしては、マスにアプローチできる点や、トラッキングによりターゲットを分析できる点で優良だ。 エンタメの素材としては面白いコンテンツも多い。 ただ、情報源としては、第二義で触れたように、マーケットを阻害しうる表現(全体ウケが悪い表現)は検閲されるため、イマイチだ。

分散化したプラットフォーム

中央集中したプラットフォームは、マーケティングや、プロパガンダの目的で利用される。 そうした影響を緩和するためには、1つにTwitterの代わりにMastodonなどのfederetionベースのプラットフォームを利用する方がいい。

中央化した枠組みの中では、コミュニティーがあるわけではなく、市場があるだけだ。 住人がいるわけではなく、ビジネスマン(売り手)とお客さん(買い手、見込み客)がいるだけだ。 そんなことないというならば、あなたは顧客だ。ものを買っていなくても立ち位置的にはそうである。

一方で、分散化したプラットフォームでは、コミュニティーが形成される。 コミュニティーであるがゆえに、違いが生まれる。 コントロールを強めるだけではない。 例えば、Mastodonでは、instance単位でブロックする傾向があるが、pleromaでは個人の発言・個人の判断を重視し、instance単位ではブロックをしない方針を取ることが多い。

別の仕組みを使いたいときの代替例

中央化したプラットフォームを利用するとき

それでも、大衆向けの情報やコンテンツにアクセスしたい場合は、別のフロントエンドを利用する方が良いだろう。 youtubeの代わりに、invidiousを利用するとか。

別のフロントエンド例

フロントエンドを変えただけでは解決しない検索エンジンの検閲

SNSだけでなく、検索エンジンも中央集中化している。 Google等は独自の検閲をしている。

確かに、検索エンジンには、プライバシーを売りにした、duckduckgoやstartpage等があるが、インデックスはGoogleやBingに依存している。 そのため検索結果は、依存先の影響を受ける。(duckduckgo-removes-pirate-sites-and-youtube-dl-from-its-search-results-220415) 検索サイトに関しては、プライバシーの側面と言うより、独自のインデックスが足りていない点が大きい。

bravaは独自のインデックスだが、現状、日本語だとうまく検索されないことも多い。